INTRODUCTION

社員紹介

Kさん 営業製作部 統括部長 2005年入社

入社当時は“聞いて調べて”
の繰り返しで身に着けた

現在、営業製作部の統括部長として、活躍されているKさんにご自身のキャリアを振り返りながらグラン・クリエイトの魅力をインタビューしました。

Kさんがこの業界を志したのは、「人が集まる場所にたずさわりたい」との思いがあったようです。入社のきっかけは、当時、イベント設営・運営関係の仕事から転職活動中だった時に、雑誌でグラン・クリエイトの求人を見つけ、商業施設づくりは「多くの人と関わる仕事」ができるイメージをもったことだったそうです。

川嶋さん

入社前に1年ほど、デザインやインテリアの勉強を経てはいますが、Kさんは「学校で学んだことは文系科目で、建築や内装の知識があるわけでもありませんでした。敢えて言えば、コミュニケーションで人との関係性を繋いでいくことくらいができることでした」とのこと。 また、「入社1~2年は、見るもの聞くものすべてが新鮮でしたね。業者さんと話をしながら仕事を進めますので、会話の中で専門用語を聞いたら、とにかく調べました。技術的なことも知識がないし判断ができませんので、とにかく聞いて、調べての繰り返しでしたね」と入社当時を振り返ります。

自己研鑽の積み重ねが
少しずつ実を結んでいく

文系出身でもモノづくりの業界において第一線で活躍できる所以は、『自己研鑽』が大切だということをKさんは話します。 「新人の頃、当時の上司に、『設計をやってきた人は線や文字を見ただけで分かり、迷いのない線が描ける』と教えられました。文系出身者で特に専門的に勉強をしてきたわけではないので、自分自身と美大やデザイン系の専門学校出身者との差が、図面などの製作物で出てしまうことに劣等感がありましたから、彼ら彼女らに追いつきたい一心でした。そのため、毎日、自分で納得がいくまでひたすらノートに線を描きました。休みの日は、建築や内装の専門書が自由に見れる専門店に行き、本を読みこんだり、デッサンを描いたりと今できることは自己研鑚だという意識で勉強をしていました」 日々努力をしてきたことは、3年目辺りから芽が出たようです。全国展開している有名ベーカリー店の内装施工管理を一から1人で担当することになりました。「この物件では、自分で100%理解して現場に臨み、左官、金物、防水...様々な技術的なことは各業者に相談して、工程を逆算しながらうまく納めることができました」と当時の図面や資料を見ながら振り返るKさん。 図面や資料にはぎっしり指示内容やメモが記されており、未経験から3年で一つの店舗の施工管理ができるようになったのは、日々の自己研鑽があったことが裏付けられていることを筆者は感じました。

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さらに、Kさんは「ベーカリー店の仕事が来た時に、ベーカリー系関係の情報をその時に調べるようでは遅いと思うんです。引き出しは常に用意しておくことが必要だと思います」と話します。川嶋さんは、施工管理の仕事に取り組む前に、どんな店なのか把握して調べたり、知っている人から情報をよく聞いたりして、店舗のことを理解して業務に臨むそうです。 「私たちの仕事は代理店のような存在で、お客様にとってよく言えばブレーンであり、付加価値を生むパートナーですから、お客様のことを理解することは大切なことです」 この業界では、日々、知識を付ける自己研鑽と情報収集は欠かせないということでしょう。

キャリアステップとして、建設業界では資格取得も必要なことだそうです。 Kさんは、入社5年目で2級施工管理技士を、管理職に就いてから1級施工管理技士を取得しています。 「資格がなくてもできない仕事ではありませんが、施工管理技士は国家資格ですし、この業界では建築士を取得した人や建築を専門に学んだ美術系や理系の学校出身者ばかりですから、そういった人たちとも対等に渡り合うためにも資格は必要です」 働きながら資格取得することは難しくはないですか?と質問には、「今の状態でこの先どうなるのかを考えると、とりやえずやってみるのがいいんじゃないかと思ったので、通勤電車の時間や出張先のホテルなどで時間は自分で作り勉強しました。やらないで無駄だと思うより、やってみて無駄と思えたことは無駄ではないと思いますよ」

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やったことがない仕事への挑戦がやりがいに

Kさんは現在、営業製作部の統括部長として、部署の営業面での生産性向上、人材教育、インフラ整備に尽力されています。 今の仕事のやりがいを聞いてみました。 「入社して15年以上経ちますが、ずっと同じ仕事ばかりをしてきていません。ずっと同じことをしないこともやりがいと考えています。現場のアシスタントのような仕事から始まり、独り立ちできるようになるとお客様や業者との折衝が増え、一人でできる仕事が増えてくると部下を教育する仕事になります。部下が育ってくると、次は経営的な動きを考える仕事になっていきます。そのため、仕事は15年続けていますが、今もやったことがない仕事に挑戦できることがやりがいに繋がっています」 若い人たちへの教育については、 「仕事が広く多くなってきたことがやりがいにも繋がりますが、その過程で部下が、教えてきたことができるようになり、褒められることが更にやりがいに繋がりますね。若い人たちには人によっては、自分の成功体験が合わないこともあります。ただ、正しいこと、間違っていることを判断し伝えること、長い目で見てこちらから歩み寄ること、情報を共有することは意識しています」と、部下が安心して働ける環境を整えていくことが会社の将来にも繋がっていくと強く意識しているそうです。

Kさんが思う会社の魅力を話していただきました。 「会社のトップが社員の声をきいてくれるところは大きい魅力です。いつも扉が開かれていますので、相談しやすいことは仕事のやりやすさにも繋がります。元々、人を大事にする考え方が会社にありますから、近年では労働環境を良くするための取り組みに力を入れていますね」

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最後にこれからを担う若い人たちへメッセージをいただきました。 「『自分で考えろ』ではなく、当社は『組織で決め、組織で動く』仕事のやり方を進めていますので、若い人たちとも一緒に考えて、一緒に良いものを作り、お客様に喜ばれるサービスを提供していきたいと考えています。お店や施設を作っていくことは、大変な仕事でもありますが、誰にでもできる仕事ではありません。そこには知識や技術が詰まっていますし、大きなやりがいがあることは間違いないですよ。ぜひ一緒に働きましょう」

ANOTHER INTERVIEW